友ジイ(祖父)からもらった絵本↓
見掛けによらず!?認知症のお年寄りへの接し方が、実に良く描かれています。
私自身、これまで数えきれない程のお年寄りとその家族に携わってきましたが、これは納得の一冊です☆
ちなみに本の持ち主、友ジイは認知症です(--;)
家族のサポートなしでは、生活していくことは困難です。
色々なことを忘れます。
色々なことが分からなくなります。
でもね、無理に思い出させようとしてはいけません。
お互い苦しい思いをするから。
私は開き直って
『忘れちゃえ〜』って思ってます(笑)
記憶よりも大事なのは、家族がいつも氣に掛けてあげること。
独りで放っておくことが一番危険です。
温かく、優しく、相手の体に触れ、良いコミュニケーションをとることが大切。
時々、介護の現場でマッサージをさせて頂きますが、良い変化は必ずあります。
不穏状態の方が穏やかになったり
無口の方が『ありがとう』と言って下さったり
表情の乏しい方がパァッと明るい表情になったり…
医学的な治療以外のケアの大切さも、わかって頂けたらと想います。
絵本のあとがきに、とても良いことが書いてありました↓↓
『年老いて、体も心も衰えていくのは、命あるものの自然の成り行きです。
足腰が衰えたら、立つことが困難になるでしょう。
肩や手が思うように使えなかったら、毎日どんなに不自由でしょう。
しかし、お年寄りの周囲の人々が朝に夕に声をかけ、手となり足となって人生の先輩に対する礼をつくし、老いをいとおしむ氣持ちで接すれば、お年寄りも家族の一員として、また社会人として人としての尊厳を保ち、生き甲斐のある毎日となるのではないでしょうか。』
介護って、奥が深いなぁ〜
と、想う今日この頃(((^^;)