ハワイの人たちは昔から、いろいろな物を与えてくれる自然を敬い、とっても大切に暮らしてきた。
自分の体を扱うように自然をも扱ってきたので、様々な生き物や植物、自然現象、月、太陽、季節などとの関係も細かいところまで把握していた。
それから生まれたのが、ムーンカレンダーだ。
ハワイ語でカレンダーは『'alemanaka』、月は『mahina』。『マヒナ』は『農業』という意味もあるように、とくに月と自然の恵みとは深い関係があることを、ハワイアンはよく理解していたのだ。
このカレンダーを見ると、1年が12または13の月に分かれていて、さらに25に細かく分けた月の満ち欠けとの兼ね合いで、農業はどんなものを植えたらいいか、どの植物がどんな変化を見せるか、あるいは漁業だとどんな魚をどんな漁法で獲ったらいいか、どの生物がどんな行動をとるかなど、本当に細かく書いてあるのだ。
まったく驚いてしまうほどの自然の観察力を昔のハワイアンたちは持っていたことが、これを見るとよくわかる。
今の日本の、電照栽培やビニールハウスなどで薬をたくさん使って、サイクルを無視して無理矢理作った野菜たちが、昔のそれの数分の一ほどしか栄養価が入ってない、という話を聞いたことがあるけれども、今の人間の方が、昔よりも本当に知恵がついているのかどうか、こんなカレンダーを見ていると首をかしげたくなってくる。
(写真家、高砂淳二さんの本“ハワイの50の宝物”より抜粋)
自然を無視してはいけません。
自然を粗末にしてはいけません。
便利な機械より、昔からの知恵のほうが凄いと思う。
来年はムーンカレンダーにしようかな♪
ちなみにウチのプルメリアは、月明かりの様な花を咲かせるので『Mahina』と名付けてあります☆
幸せの香り…
*。+゚・*。Mahalo nui。*・゚+。*